桂の黒島先生をはじめ、グループに多くの専門医・認定医が在籍していること、医療センターとの連携で、CT検査などの高度医療へのアクセスが整っている環境に魅力を感じました。また、実習で見学した際、問診を元に飼い主様へ丁寧に診察を行う姿を見て「こんなふうになりたい」と思いました。特に坂口先生の皮膚科診療は印象的で、複雑で治療法がまだまだ確立されていない分野においても、飼い主様とのコミュニケーションから情報を整理し、ゴールドスタンダードな診療にのぞまれる姿勢が、他の病院にはない魅力だったこともあり入社の大きなきっかけになりました。

先生方も看護師さんも非常に優しい方が多いのが特徴の中で、獣医師の先輩方には症例についての相談や治療に対する考え方の相談にのっていただいたり、看護師さんからはどうぶつの扱い方や飼い主様への気遣いについて教えていただいています。また、現場ではどうしても時間に追われ、日々を振り返る機会が少ないですが、社内研修等が定期的にあることで、コミュニケーション面など自分や周りと向き合える機会をいただけることが助かっています。動物病院でありながら、様々な研修により多方面の知識が学べることも、この会社ならではの良いところだと感じています。

一番成長したのは、飼い主様とのコミュニケーションに自信を持てるようになったことです。入社前は正直「自分が飼い主様と喋ることなんてできるのかな」と思うほど自信がありませんでしたが、考え方や伝え方などコミュニケーションの技術を教えていただく中で自信を持てるようになりました。自分のコミュニケーションの癖を否定せず「ここがいいよ」といいところを伸ばしてくださる指導のおかげで、自分が元々持っていた穏やかな部分とか優しい部分といった強みや魅力をより前面に出せるようになりました。結果、飼い主様からも少しずつ信頼の声をいただけるようになってきて、成長を感じています。
どうぶつをただ治すだけでなく、飼い主様の思いに寄り添うことが獣医療においては大事だと考えています。獣医は治療にあたって飼い主様から日頃の悩みや不安をお話いただく立場だとも思うので、説き伏せるのではなく、「飼い主様とそのどうぶつさんの日常に入れていただく」という姿勢は獣医としてとても大事にしている部分です。飼い主様の協力があってこその獣医療なので。当社の理念「どうぶつを想う、人を想う」については、獣医師として過ごす中で、日々実感する機会が増していますし自分も大切にしていきたいと考えています。

初めて指名の飼い主様ができた時、形として飼い主様から信頼いただけたことはもちろんですが、先生方や看護師さんから「おめでとう」とお声をいただいたり、お菓子を買ってきてもらって一緒にお祝いしてもらえたことがすごく嬉しかったです。学生時代、病院というものはサバサバした感じが普通だと思っていたのですが、実際は日々新しい刺激があり、学びも多く、飼い主様やメンバーなど、多くの人の温かみに触れることができる環境だったので、思っていた以上に心の充実度を持って仕事ができています。

獣医師視点だと、当社は予約診察という点から、診察を「より多く診る」よりも「丁寧に診る」ことができる環境なので一症例一症例を大事にしたいと思われる方が合うと思います。人柄としては、個人的には元気はつらつというよりは真面目で優しく、人に気遣いできる方が良いと思います。とは言え、サバサバした方が入ってきても面白いですし、どんな方でも飼い主様やメンバーが安心できる病院を一緒に作ってくださる方であれば楽しみです!私たちはチームの人間関係や雰囲気を大事にしているので、その雰囲気をより良くできる人間力のある方が、より自身の成長や充実も感じられ、当社でも活躍できる人だと思います。
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